<ぼくは四つのシマ(島)のお爺(ジー)になった>
平成26年4月8日
第18回、ライブの日に
屋 繁男
台湾では、あやしげな北京語をあやつる日本のオジさん
金がないと言っては同情を誘い学生に自販機の20元のジュースをおごらせ、おまけにガールフレンドの手を握らせてもらう
奄美・沖縄では、誰が見ても島のえらいオジー然と見立てるらしく、島口は分からないのでできるだけあまりしゃべらずおとなしくしていて、たまに島唄の二つや三つ唄えば完璧にモテモテだ
大阪では、大阪弁の中の大阪弁である河内弁を駆使して道頓堀や梅田の街、人ごみの中を歩いていく 河内弁の方が若者にも受け、根のところでは河内弁をしゃべる人間が一番えらいのだ、河内弁を使う方がタクシー料金もたまに安くなる
武蔵野では、4歳になる柴犬のゴンを連れて、毎朝森の中を歩くのだが、向こうから来る人や犬のなんと小さくつつましいことか、しかしなんと気高いことか、
しばしば感動して歌に詠む
台湾、奄美・沖縄、大阪、武蔵野、70歳を前にしてぼくは四つのシマのお爺(ジー)になった
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